日本木管コンクールは、1990年、旧兵庫県加東郡東条町(現兵庫県加東市)が東条文化会館(コスミックホール)を建設した際、「東条町から日本全国に向けて文化の発信を」という思いから、同ホールの目玉イベントとして第1回日本木管コンクール(フルート部門)を開催して誕生しました。
以来、2020年の新型コロナウィルスの流行による中止をのぞいて、毎年フルート部門とクラリネット部門を交互に開催しています。
会場となるコスミックホールは、残響時間2.25秒を誇るシューボックスタイプのコンサートホールです。
予選から本選まで一貫して響きの良いコンサートホールで行われるコンクールは少ないと言われており、コンテスタントの皆様から「大変響きの良いホールで集中して実力を発揮出来た」と高い評価をいただいています。
本選では、審査員から与えられる賞のほかに、市民の投票によって選ばれる「コスモス賞」が設置されています。
コスモス賞は過去に何度も上位入賞者以外にも授与されており、聴衆に親しまれる演奏を評価する試みとして、日本木管コンクールのひとつの顔となっています。
過去の入賞者は日本・世界各地の第一線の奏者として活躍しています(入賞者一覧のページをご参照ください)。
2016年、東条文化会館の運営管理をNPO法人新しい風かとうが引き継ぎ、コンクールの事務局も新しい風かとうに引き継がれました。
今後もますます日本木管コンクールを発展させるべく鋭意努力してまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。